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2018/05/20 日本経済新聞 朝刊 りそなの「投信お任せ運用」、手数料、成功報酬だけ、30万円から、初心者誘う。

りそなホールディングスは顧客に代わって投資信託で資金を運用する一任商品で、運用益があがった場合だけ手数料をもらうタイプを個人向けに投入する。元本の最低額を30万円とし、りそな銀行など傘下3行の店頭で6月から販売する。手数料を成功報酬だけにすることで投資に不慣れな顧客の資金を呼び込む。

 投資信託の運用を金融機関に任せる「ファンドラップ」と呼ぶ商品に追加する。手数料が成功報酬だけなのは初めて。

【所感】

これは顧客より、りそなにとっていい仕組みです。

投資信託はプロに運用を任せて運用益を得るもので、その運用に対して手数料を顧客が払うものです。ただしプロとはいえすべての投資信託において運用益がプラスになるとは限りません。限らないどころか運用益マイナスも多くあります。これは市場全体が下がっている場合もあり仕方がありません。運用益がマイナスだと手数料がいらない今回のファンドラップは一見初心者にありがたいように思いますが、もともとインデックスファンドなら手数料なしが多いです。

なぜインデックスファンドが手数料なしかと言えば、プロが必要ないわけで日経平均やトピックスに合わせて購入するだけだからです。プロの人件費がいらないということですね。

りそなのファンドラップは一応プロが選定するようですが、運用益がマイナスになったらそのままほっておけばいいし、運用益が大きくプラスになれば手数料が多くもらえるというものです。

これなら既にある手数料なしのインデックスファンドの方が遥かにいいと俺は思います。

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