2018/07/12 日本経済新聞 ボンバル機「Ａ２２０」に改名（Ｎｅｗｓ＆Ｄａｔａ）

欧州エアバスは傘下入りしたカナダのボンバルディアの小型機「Ｃシリーズ」を「Ａ220」と名付けると発表した。「Ａ」から始まるエアバスの機種名を冠して、グループ内での位置づけを明確にする。同じく小型機「Ａ320」より一回り小さく、ラインアップ を補完する役割を期待している。

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【所感】

ボンバルディアの Ｃシリーズ は、110人から130人乗りなので、我がMRJより一回り大きい機体となります。それがアダとなりアメリカではあまり売れない機種でもあります。なぜなら、アメリカの 大手航空のパイロット組合 が リージョナル・ジェットへの制限をし、「席数：最大76席」「最大離陸重量：39トン（8万6000ポンド)」以下でなければならない。Cシリーズはこれを超えているため、アメリカの リージョナル航空 への販売ができないのであります。 一部に 規制緩和されるのではとの推測もありましたが、 労使交渉は暗礁に乗り上げているようです。 MRJ90も制限を超えるため急遽MRJ70を本格的に開発をはじめるようです。 そして、新たに エンブラエルもボンバルディアも対応機種の開発はしておりません。 よって、このまま規制緩和されなければ、アメリカの リージョナル・ジェット市場はMRJ70の独占となります。 なので、 ボンバルディアはエアバスの傘下になり、ブラジルの エンブラエルはボーイングと提携を始めています。 MRJは生みの苦しみ中ですが、完成すれば大化けする飛行機になる可能性が大きくあります。