2018/07/20 日本経済新聞 朝刊 人民元安「防衛ライン」緊迫、１ドル６．７元、１年ぶり安値水準、介入・規制復活に懸念。
人民元の対ドル相場が１年ぶりの安値となり、金融当局の元安防衛策を巡り市場の緊張が高まっている。過去数年にわたり当局が重視してきた１ドル＝6.8元の水準に接近。より大規模な介入や資本規制が復活するとの懸念が浮上する。元安を放置すれば株式との連鎖安や資金流出を招きかねず、市場参加者は当局の出方を注視している。
19日朝、中国人民銀行（中央銀行）は元取引のベースとなる「基準値」を１ドル ＝６・７０６６元に設定した。日中の取引では６・７７元まで元安が進み、２０１７年７月以来の水準をつけた。
【所感】
中華人民共和国政府は人民元をドル・ユーロ・ポンド・そして円と並ぶ国際通貨にしたいそうだが、誰もが知っている通り変動相場ではない当局の意思が大きく関わる管理変動相場制である。なので、誰も信用していなく一番信用していないので中国人民である。管理変動相場制なのにこれほど人民元安になるのはアメリカとの貿易戦争で完敗が確実だからだろう。
ちなみに人民元の紙幣には『元』の表記ではなく『 圆 』の 表記である。 圆は昔の円でもある圓である。発音はyenではなく 「yuán」となるが、yで始まるため 「Chinese yuan」 の略でCNYとなり何故か\マークも使う。日本の円はYenでJPYとなるが、$マークも各国あるが、基本『$』のみならUS$なので『\』だけならJP\にしてもらいたいものである。中国の \マークはややこしいなのでやめてもらいたい。
