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2018/08/01 日本経済新聞 朝刊 日銀緩和継続、副作用に配慮、長期金利上限0.2%容認、物価目標、達成は21年度以降。

金融緩和政策が一段と長期化する。日銀は31日の金融政策決定会合で、いまの低金利を維持することを決め、黒田東彦総裁は0%程度に誘導する長期金利の上限を0.2%程度まで容認する考えを表明した。前年比2%上昇の物価安定目標の達成が2021年度以降にずれこむ見通しとなり、低金利の副作用に配慮しながら緩和を続ける政策の枠組みに移行した。
【所感】
デフレ脱却の為に前年比2%の物価上昇が必要とのことで、2013年から「黒田バズーカ」が始まりましたが、未だに達成できていません。これ以上続けると副作用が心配とのことで、 「日銀は長期金利の上昇を容認する」との観測もありましたが、結果は現状維持です。
今、金利を上げるとデフレに逆戻りとなりますので、現状維持はいいことだと思います。
デフレだと今日より明日、来月、来年の方が安くなるため、消費者の購買意欲は下がります。よってものが売れなくなりいわゆるデフレ・スパイラルに落ちてしまいます。それが失われた20年とか言われることです。
黒田総裁によりデフレ・スパイラルは回避できていますが、目標のインフレになりません。企業業績や雇用の環境がいいにもかかわらずです。
「黒田バズーカ」 は、ハイパーインフレの恐れがあるとか言われていましたが、その心配は無用でした。
副作用が心配とか出口戦略とかいろいろ言われていますが、現状の 企業業績や雇用の環境がいい ことを考えると副作用なく出口戦略も要らないのではないかと思います。素人の考えですが!?