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2018/04/11 日本経済新聞 朝刊 「転職で賃金増」広がる 求人倍率最高、ITけん引

転職が活発になっている。IT(情報技術)分野などで求人が増え、民間企業の調査では、17年度は転職者の求人倍率が過去最高となった。転職後の賃金が1割以上増えた人も3割と、最も高い水準にある。景気回復による雇用環境の改善は、新たな就業者の増加から働く人の移動へと進む。成長分野に人材が移る動きが加速すれば、日本経済の生産性は高まる。

 今の転職市場は企業による求人が職を求める人を上回る状況だ。 リクルートキャリア(東京・千代田)によると、17年度の転職者の求人倍率は1・86倍。リーマン・ショック直後にあたる09年度の0・87倍を底に上がり続けている。

 

【所感】

今年2月の有効求人倍率が1.58倍で平成26年から1倍以上が続いているので、人で不足なことは確かなことだろう。だから転職で賃金増になるのは理にかなっていると思うが、『やっと』というのが正直な感想である。高橋洋一によれが今年から賃金は上がっていくだろうとのこと。いろいろな外部要因(朝鮮半島情勢・シリア情勢・アメリカと中国の関係等)で紆余曲折はあるかもしれないが、早くデフレを解消してもらいたい。

ただ、賃金が上がっているのがIT技術者などの一部にまだ偏っているようなので、他の業種へも底上げをすると共に新しい技術等を身につけられる『 社会人の学び直しなどへの政策支援 』は確実に必要である。

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