2018/08/06 日本経済新聞 朝刊 変わるかニッポン(1)東大エリートの変心―国造り、政策より事業(スタートアップ大競争)
「代表取締役医師」という肩書を持つ男がいる。
オンライン診療のメドレー(東京・港)の豊田剛一郎・共同代表(34)。東京大学医学部を卒業後、脳外科医として都内の中核病院で働いた。当直勤務が月13回の激務。「このままでは現場がつぶれてしまう」と思ったが、医療の仕組みは「行政だけではなかなか変えられないこともある」。
悩んでいたある日、小学校時代の友人が運営するメドレーの存在を知る。「テクノロジーの力で医療を患者に身近なものにできる」。こう感じ2015年、メドレーに参画し、新たな診療システムの普及に力を注ぐ。
【所感】
公務員よりスタートアップに進みたい人が多くなっている事自体はとてもいいことだと思うが、ユーグレナの出雲氏が言うようにまだまだでしょう。
政府側の支援も補助金とかのあぶく銭ではなくもっと足が地についた支援方法を考えるべきである。ベンチャーキャピタルの育成や銀行業務をもっと自由化する必要があるだろう。