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日本経済新聞 2018年1月1日 9面 「未来の頭脳」米中が先手 【量子コンピューター】実用化競う

【要約】

量子コンピューター量子力学の原理を応用して高速計算を実現する。新薬開発につながる化学物質の組み合わせを割り出す計算などに威力を発揮する。ただ、既存のコンピューターと動作原理が異なるため、小型化に問題を抱えるなどまだ進化の初期段階にある。

活用で先行するのは米国勢だ。グーグルは人工知能(AI)への応用を狙って自前の量子コンピューターの開発を急ぐ。IBMもクラウドを通じて自社製品を公開し日本の化学メーカーJSRや独ダイムラーといったユーザー企業などと研究を進めている。

中国勢の動きも見逃せない。アリババ集団は15年から中国科学院と組み開発を始めている。大量のデータを持つ中国企業はその活用のため高速なコンピューターの開発を急いでおり、関連技術で米国を猛追している。
 日本ではNTTが独自方式の国産機を開発、17年11月から無償で公開している。政府も18年度からの10年間で約300億円の投資を決めているが、遅れは否めない。巻き返しへの一歩を踏み出せるか。国家の産業競争力すら左右する「未来の頭脳」の競争が始まった。

【感想】

今流行のAI(人工知能)には、量子コンピューターが欠かせない。AIにビックデータを深層学習(ディープラーニング)するには量子コンピューターが必須のようである。

AIに関しては日本は完全に遅れているが、得意なハードウェアでもある量子コンピューターには頑張って貰いたいものである。

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