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日本経済新聞 2018年1月6日 13面 次世代車、主役はIT勢――新参者、産業構造変える

【要約】

人工知能(AI)がドライバーに取って代わり、排ガスを出すクルマが消える。IT(情報技術)の発達と各国の環境規制は、100年かけて築かれた自動車産業のピラミッドを変えつつある。新たなプレーヤーが次々に台頭し、自動車メーカーは従来とは違う戦い方が求められている。

「あすのクルマはソフトウエアが定義する」。米半導体大手、エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は断言する。半導体やAIの開発ツールを自動車メーカーに提供し、自動運転技術のプラットフォーマー(基盤提供者)の座を狙う。

自動運転時代の主役はトヨタや独フォルクスワーゲン(VW)など自動車大手だけではない。ITなど異業種のプレーヤーが次々に名のりをあげている。
 米グーグル系のウェイモは8年間で延べ400万マイル(約640万キロメートル)を超える公道実験を重ねAIの判断力を高めている。中国でもインターネット検索最大手の百度バイドゥ)などが開発連合「アポロ計画」を始動させ、20年までの完全自動走行の実現を目指す。

EVでは英ダイソンなど新規参入が続く一方で、米テスラは新モデルの量産に苦しむなど後発メーカーの課題も浮かび上がっている。

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