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日本経済新聞 2018年1月4日 5面 「石油の次」へ知恵比べ 水素や藻原料 次世代へ種まき

【概要】
2030年に世界の石油需要はピークを迎え、その後は減少に転じる。日本エネルギー経済研究所は17年秋、EVなどゼロエミッション車(ZEV)の普及を前提として、こんな石油需要の長期予測をまとめた。石油製品の3割を占めるガソリンの需要が大きく落ち込むためだ。
日本の石油需要は世界に先駆けて減少期に入っている。18年度の燃料油販売量は6年連続で減少した。50年ほど前の水準に落ち込む見通しで、これから減少傾向が変わることは考えられない。
JXTGホールディングスは化学用途の開拓や水素ステーションの整備など、次世代ビジネスの種まきを急ぐ。航空機用バイオ燃料のプラントを建設するユーグレナは、燃料精製など日本の石油産業が培った技術が生きると指摘する。
 「エネルギーは日本が世界で優位に立てる産業だ」(ユーグレナの出雲充社長)との見立ては正しいのか。日本勢の知恵が問われる。

【感想】
JXGT社長の内田氏が言う通り、電気自動車(EV)はバッテリーの性能にさらなる技術革新が起きない限り本格的には普及しないだろう。どんなにヨーロッパの政府が強引に進めても普及には限度があると思う。ユーグレナは藻から航空機に利用できるバイオ燃料を目指している。昨年に実証プラントを稼働させ可能性はあるようだが、株価は反応していない。でも期待しよう。

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