2018/12/03 日本経済新聞 朝刊 4面 米中会談、市場どう動く。
米中首脳会談を受けて週明けのマーケットはどう動くのか。市場関係者に聞いたところ、「円安・株高」を予想する声が多く聞かれた。
シティグループ証券の高島修チーフFXストラテジスト
米国が中国への追加関税を猶予すると決めたことで、週明けの円相場では売りが優勢になりそうだ。関税引き上げが先延ばしされ、これまで米中の貿易摩擦問題を警戒していた投資家が円売り・ドル買いに動くだろう。1ドル=114円台半ばまでは円安・ドル高が進みそうだ。
ただ、今後もドル買いが優勢になるには、弱気な見方がくすぶっている米国のハイテク株が回復したり、速いペースで進んできた原油安が止まる必要があるとみる。【所感】
ただし、米中の貿易摩擦はまだまだ二転三転するでしょう。でも中国に勝ち目はありません。これだけははっきりしています。