2018/3/6付日本経済新聞 朝刊 日本株「弱気」が高水準 相場変調への警戒感映す
機関投資家に日本株への弱気な見方が広がっている。QUICKが5日発表した3月の株式月次調査によると、日本株の組み入れ比率を通常の基準より低めにする「アンダーウエート(弱気)」と答えた運用担当者は、2月調査から6ポイント高い21%だった。欧州の政治不安が高まった2016年8月以来、1年7カ月ぶりの高水準となった。
【所感】
欧州の政治不安が高まった2016年8月とあるが、この月になにがあったのか調べたらリオオリンピックがありました。なので政治不安とは関係ありません。
ただし、イギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票が2016年6月23日に
行われております。結果はご存知の通りです。
それから2ヶ月後に日本株が弱気含みになったことは世界経済と結びついているからであり、イギリスのEU離脱が日本株にも影響することがわかる現象です。なので今また日本株が弱気になっていても、それは日本の経済事情はもちろん世界の経済事情にも原因があるので、これ自体はそれほどの重要なニュースとは思いません。