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2018/11/01 日本経済新聞 朝刊 13面 東南ア航空、大手は長距離、フィリピン航空など米国便8割増、LCCと消耗戦回避。

 東南アジアで国を代表する航空大手が長距離路線を相次いで新設している。フィリピン航空とシンガポール航空がニューヨーク直行便を就航。東南アジアと米国を結ぶ直行便は8割増える。アジア域内では格安航空会社(LCC)との競争で防戦に回っており、機内食などサービスの強みを生かせる長距離に力を入れる。出稼ぎやビジネスで膨らむ旅客需要を狙う。 
 
 
【所感】
フィリピンのマニラからニューヨークまでが直行便で16時間、シンガポールからニューヨークまでが18.5時間だそうです。このシンガポールからニューヨーク便が世界最長路線となるようです。
 
確かにLCCの勢いはこのところすごいですが、長時間をあの狭い椅子に座りエンターテインメントが何もないのは苦痛です。しかし、シンガポール航空の子会社でLCCであるスクートは、シンガポールからヨーロッパのアテネとベルリン12時間以上かかる路線に就航しています。
日本でも関空からホノルル便がスクートとエア・アジアが就航しているし、全日空の子会社のピーチとバニラが合併して新しいLCCが誕生しますが、中距離路線には就航するようです。そして日本航空が新たに長距離路線のLCCを誕生させると言っています。
競争がますます厳しくなりますね。
 
また、以前は長距離飛べる飛行機がなかったため、アジアからアメリカに行くには日本か韓国他で給油が必要でしたが、飛行機の長距離化で必要なくなりました。成田も関空も影響を受けますが、それ以上にインチョン空港は影響を受けるだろうな。
 
一度、シンガポールからニューヨークの18.5時間に乗って見たいと思います。