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2018/3/25付 日本経済新聞 朝刊  日本株、下落率が突出 主要市場 米中摩擦や円高懸念 

世界のマーケットが再び米国発の株安に揺れている。2月の米金利上昇に続き、トランプ米大統領保護主義的な通商政策を打ち出したためだ。中でも日本株の下げは突出し、3月の下落率は6.6%と世界主要25市場で最大。貿易摩擦震源地の米中も上回る。米中景気失速、円高懸念、市場の流動性の高さが日本株の重荷になっている。
 
【所感】
 
今回の株安の引き金は米中貿易戦争への警戒感 ですが、貿易戦争ではなく本当の戦争になる可能性もあります。なので地政学的に日本が一番やばいので、日本株が大きく下げているのはある意味納得です。円高になっているのが引き続き理解不能ですが・・・
 
日経の記事には 日本株が大きく下げた背景には3つの要因がある。とあります。
1、 貿易戦争で米中景気が失速するリスク
2、 円高の懸念
3、 日本株流動性の高さだ
 
1つ目は日本に限らず世界共通でしょう。アメリカと中国の経済に全く依存していない国はなく、ほとんどの国が大きく依存しています。
2つ目は 貿易赤字を減らすためにトランプ政権がドル安を志向する可能性はあります。ならば円高ではなく、ドルの全面安になるはずです。
3つ目は流動性が高いと 売買金額が大きくなり大量の注文が吸収できるので、本来なら価格の上下が少なくなるはずです。それを日経はわけの分からない理屈を書いています。
 
この3つで日本株が突出して下落した理由にならないと思います。