2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
5日の東京株式市場でマツダ株が一時、先週末比3%安の1393円50銭まで下げ、昨年来安値を更新した。2016年7月以来、約1年7カ月ぶりの安値となった。1ドル=105円台と為替相場で円高・ドル安が進むなど、業績悪化への警戒感が強まっている。 マツダは18…
快走を続けてきた工場自動化(FA)や工作機械株の失速が市場で警戒され始めた。スマートフォン(スマホ)や自動車の販売が頭打ちとなり、メーカー向けの需要が減退。3月にも受注が前年を下回るとの見方が出てきたためだ。FAや工作機械株は急ピッチで上…
米雇用統計の発表をきっかけにした米国株の急落から1カ月が経過し、世界的な株安の連鎖がつづいている。世界主要25市場のうち過去1カ月で23市場が下落し、円高進行が重荷となる日本株の下落率が最大だった。米国の景気過熱による金利上昇に加え、米トラン…
トランプ米大統領が1日に鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動する方針を発表したことを受け、大幅安となった2日の日経平均株価。保護主義の台頭は世界的な懸念のはずだが、日経平均はアジアなどほかの国の株価指数と比べても下落率が大きかった。背景の一…
2日の東京株式市場で伊藤園株が一時、前日比12%安の3950円まで下げ、およそ4カ月ぶりの安値を付けた。1日の取引終了後に2018年4月期の連結純利益が前期比10%減の123億円となる見通しを発表。最高益を見込んでいた従来予想から一転して減益になることを…
日本航空株が1日反発し一時、前日比186円(5%)高の4275円まで上昇した。買いのきっかけは前日発表した自社株買いと、2021年3月期までの中期経営計画の改定版で手厚い株主還元策を打ち出したことだ。機関投資家や個人投資家など幅広い投資主体が買いに動…
1日の東京株式市場で太平洋セメント株が一時前日比200円(5%)安の3800円と、約8カ月ぶりの水準まで急落した。セメントの業界団体が2018年度は国内の需要が伸び悩むとの見通しを示し、売り材料になった。同業の住友大阪セメントも終値は6円(1%)安の489円と…
海外投資家が日本株を売り続けている。東京証券取引所によると、海外勢は2月第3週(19~23日)は7週連続の売り越しとなり、この間の累計売越額は6兆円に達した。外国人の累計売越額としては中国が人民元を切り下げた直後(2015年8~9月、6.9兆円)以来…
1日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は343円安だった。2016年7月から続いた「月初高」の記録は18年2月までの20カ月で途切れた。流れを止めたのは一部のファンド勢。2月以降、株式相場の変動が大きくなったため、月初のタイミングで機械的に株…
28日の東京株式市場でヤフー株が一時前日比10%安の483円と急落し、約8カ月ぶりの安値を付けた。発行済み株式の35.6%(昨年9月末時点)を保有する大株主の米アルタバが27日、ヤフー株の売却方針を発表したことで株式需給の悪化が警戒された。 アルタバは…
ようやく落ち着きを取り戻しつつあった日本株が再び試練に直面している。米金融政策の正常化の道筋と景気回復の持続力を確かめながら、株価が戻りを試すとの期待は揺らいでいない。ただ、行く手にはいくつかのハードルも待ち受ける。その最初の関門となるの…